医師と患者の関係!医者との信頼関係を築くための2つのこと

関わるひとたち
Photo by Ani Kolleshi on Unsplash

 

病気「白血病」を治すのは、「医師」です。

あなたには「担当の医師」がつき、その他「病棟全体の医師」がチームとなってあなたの病気の治癒に専念してくれます。

この「医師」との間に信頼関係があれば、あなたの体だけでなく心も安定し、より強い気持ちで病気と戦えるはずなのです。

今回は、治療を理解し、ドクターとの信頼関係を築くための第一歩として、医者という職業について紹介します。

 

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医師とはどんな人?

医者は、患者とかかわり、病気を治療することにより、その専門性を患者にもたらす病気を治す専門家です。

日本では、大学の医学部(6年間)や医科大学を修了し、国家資格である医師国家試験に合格し、医籍登録を完了したものに厚生労働大臣より免許が与えられます。

また、医師免許を取った後に、2年以上臨床研修医として働くことが義務づけられています(制度は変化します)

日本で医師の資格を規定する根拠となっている法は「医師法」であり、医師法第17条に「何人も、医師でなければ、医業をなしてはならない。」と規定されているのです。

 

医師という職業は、肉体的にも精神的にも非常に負担の大きい仕事!

 

技術の切磋琢磨、新しい知識の習得、何人もの患者の治療の判断と決定、時間外業務なんてザラな過重労働、さらに患者やその家族とのコミュニケーション!

人間の生命という、もっとも大切なものに関わるがゆえの、医療事故、医療裁判の問題も発生します。

なんてストレスフルな職業だろう!?

 

 

また、医師には、「臨床医」と、「研究医」の二つがあり、私達が病院でであう医師とは「臨床医」をさしています。

臨床医: 患者の診察を行い、数多くの治療法の中から適切な治療を行う
研究医: 病気の原因や治療を研究・究明しさまざまな治療法を探求する

 

人間の命をあずかる仕事なだけに、冷静で性格な判断力、行動力、忍耐力が常に求められ、また患者の人権を尊重し、患者の納得が得られるまで説明、説得できる人柄でなくてはならない、、、。

 

妹の白血病の治療を担当してくれた主治医は、妹ともわたしたち家族にとっても信頼できるドクターでした。

医師をどれだけ信頼できるか、医師の行動の源泉となっている【理念】をみてみましょう。

 

ヒポクラテスの誓いとジュネーブ宣言

ヒポクラテスの誓い  Hippocrates

「ヒポクラテスの誓い」、「ジュネーブ宣言」が、医療における人道的目標に向けての医師の奉仕的宣言として有名です。

以下に、「ジュネーブ宣言」全文を紹介します。

医療専門職の一員としての任を得るにあたり、

・私は、人類への奉仕に自分の人生を捧げることを厳粛に誓う。 

・私は、私の教師に、当然受けるべきである尊敬と感謝の念を捧げる。

・私は、良心と尊厳をもって私の専門職を実践する。

・私の患者の健康を私の第一の関心事とする。

・私は、私への信頼のゆえに知り得た患者の秘密を、たとえその死後においても尊重する。

・私は、全力を尽くして医師専門職の名誉と高貴なる伝統を保持する。

・私の同僚は、私の兄弟姉妹である。

・私は、私の医師としての職責と患者との間に、年齢、疾病もしくは障害、信条、民族的起源、ジェンダー、国籍、所属政治団体、人種、性的志向、社会的地位あるいはその他どのような要因でも、そのようなことに対する配慮が介在することを容認しない。

・私は、人命を最大限に尊重し続ける

・私は、たとえ脅迫の下であっても、人権や国民の自由を犯すために、自分の医学的知識を利用することはしない。

・私は、自由に名誉にかけてこれらのことを厳粛に誓う

ジュネーブ宣言全文

日本語版:(引用元:日本医師会HP

 

これらの医師の行動理念は世界医師会において統一されています。

医師は、「患者を生かす」ために治療をします。わたしは「あきらめる医師」をみたことがありません。

 

白血病の患者と医師とのかかわり

1.入院中は可能であれば毎日往診にくる

病気の診断、入院の時点で「担当医師」、すなわち「主治医」が決まっています。
その主治医が中心となり、あなたの治療方法、スケジュール、投薬タイミング、投薬量、診断、入退院などすべての治療に関することを決定します。

あなたの様子を可能な限り診てくれるのも医師。

往診時間はドクターとの関係づくりにも重要な時間!

 

2.病気の説明をおこなう

診断、入院時、治療の途中などで本人に、または家族も同席した病気の説明があります。

この病気の説明の場は非常に重要で、ここで「治療方針」や「今度起こりうる合併症」、「治療スケジュール」などの説明を受けることができます。

 

疑問があれば、前もって質問事項を考えておくなど この説明の場を大切に!

 

 

3.抗ガン治療のスケジュールを組み、治療する

抗がん剤の薬の種類、投薬スケジュールなどすべての化学療法の治療を決定します。
質問・疑問をそのままにしておけば、後に不信感につながることも。

 

抗がん剤治療の内容について、もし疑問や不安があれば、遠慮せずに質問をしよう!

 

 

4.移植のオーガナイズ、治療スケジュールを組み、移植をする

親近者にドナーがいるのか?
ドナーがいても、ドナーとなるのか?
ドナーがいない場合、骨髄バンクとの調整をする
ドナーが見つかった場合に、移植の手続き、準備を行う
もし骨髄バンクからのドナーだった場合は、骨髄を担当医師が取りに行く
もし近親者がドナーだった場合、ドナーの入院、ドナーから骨髄を採取する
移植前準備(移植前処置など)をする
移植を行う
移植後の処置をする
移植後のGNHDに対応する
移植後の退院スケジュールをくむ

すべて担当医師がオーガナイズします。
あなたの命を守る大切な移植のすべてを担当医師が統括します。その業務量も多岐にわたります。

不安をもって移植することがないように、納得して移植をうけられるように医師との信頼関係をつくっておくべきです。

信頼できないドクターには安心して命をまかせられない!

 

5.絶対にあきらめない

2回目の骨髄移植後、妹は重篤な肺炎になりました。
レントゲンを見れば誰もが絶望する状況だったにも関わらず、ドクターは「できることをすべてやります。」「医師があきらめることはない」と言い、できる限りの処置をしてくれました。

当時のレントゲンで真っ白になった肺。本当に一時はダメだと思いました。

そんな妹も、4年たって現在は通院治療中です。思い起こしても感謝の気持ちでいっぱい!

6.退院後の治療、診断を行う

 

担当の医師とは、入院だけ、移植だけ、のお付き合いではありません。
退院後の通院、定期的な検査でも長くお世話になることになります。

長い付き合い、やっぱり信頼できる関係がいい!!

 

医師との信頼関係を築く2つのこと

医者は、病気を治す専門家です。

そして、主治医とは一過性の付き合いではなく、退院後、治療後も長い期間関わる人です。

医師をどれだけ信頼できるか?

これは治療において 精神的にも身体的にもとても重要なこと。

主治医との信頼関係で大事なことが2つあります。

1)あなたの態度も需要

医師との信頼関係を築くには、「治療中の日常生活のルールを守る」「服薬を守る」「説明をうけいれる」、「他の患者の治療の妨げになるようなことはしない」、「迷惑行為をしない」、「暴言を吐かない」などといった、あなたの治療態度も重要です。

医師は「病気を治して当たり前」と思っていませんか?

そこからまず見直しましょう。

 

2)どうしても主治医と合わないと感じたら

医者と患者、合わない医者がいて当然なんです。
不安に思うことがあれば、遠慮することをやめて、思い切ってセカンドオピニオンを考えてみましょう。

医者を替えて、やっとお互い人間として共感できる主治医に出会える場合もあります。そこから問題の突破口がみつかる場合もあります。

以上、白血病を治療する人、医師とはどんな人か?どのように関わるのか?医師との信頼関係を築く2つのこと を紹介しました。

あなたが主治医とが信頼関係を築けますように願っています。

 

あなたの大切なひとも、あなたも、一日の始まりには「今日も美しい日だ」と思えますように。Byアルノ