抗がん剤治療

口内炎と闘うための5つの予防方法!抗がん剤の副作用

口内炎

抗がん剤の副作用で最もよくみられるものに、「口内炎」があります。

なぜ口内炎ができるのか?

これは、抗がん剤の直接作用と、白血球数が減ったことによる粘膜障害によりおこる副作用です。

妹の場合は、抗がん剤の副作用というより移植時において口の中全体に口内炎が何個もでき、口の中が真っ赤に腫れ、痛みで食事どころか口を開けることも閉じることも難しくなるという状況になりました、、、。

この口内炎は、使用する薬剤の種類、それぞれの口腔内環境、病状、清潔への対処、などにより、口内炎になるか、ならないか?なっても軽症か、重症化するか?は異なります。

口内炎が悪化した場合に、口の中の痛みと不快感で食事がとれなくなると、それが体力の低下、治療が進まない原因になることもあります。

口内炎を予防するためには、口の中の清潔が一番大事。

口内炎の予防策として、具体的に5つのケアを紹介します。

口内炎があらわれるのはだいたい約1、2週間後です。

自分でチェックし、もし異変があればドクター、看護師へ報告します。

口腔内のチェックリスト

❍くちびる、口角、歯肉、粘膜、舌の状態、乾燥していないか?
❍飲み込みにくい、話しにくいなどないか?
❍痛み、出血がないか
❍味覚に変化がないか

 

2)歯磨きを工夫する

口の中を清潔にするために、歯磨きはとてもだいじです。まず、歯ブラシなど道具の選び方を説明します。

歯ブラシ

歯肉を傷つけないよう柔らかい歯ブラシを選びます。たまに子供用の柔らかく小さい歯ブラシを使う人もいます。しかし、子ども用歯ブラシは柄が短いので使いにくく、おすすめしません。

歯ブラシでどれを買えばいいか迷っているひとは、まずCiメディカルの超やわらかめを。手術後や重度炎症で使えるよう開発されています。10本セットで値段もかなり安価です。

 

歯磨き粉

メントールやアルコールのが入っていない低刺激の歯磨き粉を選びます。

口内炎がひどくなっているときは、無理に歯磨き粉を使わず水だけで歯を磨くなどの工夫で辛い時期を乗り越えましょう。(水だけの歯磨きは看護師と要相談)

医師から歯磨き粉の細かい指定はありませんが、もしどの歯磨き粉を買えばいいのか迷っている人は、パックスナチュロン歯磨き粉を1本試してみてください。発泡剤・フッ素も含まれず、合成界面活性剤や合成甘味料、パラベンなどの合成保存料も無添加です。
 

 
スポンジブラシ

口内炎ができてからはスポンジブラシで洗う、もっとひどくなるとうがいだけ、それよりひどくなると湿らせたガーゼで口腔内をふき取ります。

スポンジブラシの使い方は、水かうがい液にスポンジをつけ、口腔内、歯肉、歯の汚れをふきとるようにあらいとります。

 
スポンジブラシも医師から特別の指示はないはずです。もしどれを買おうか迷っている人は、紙軸のマウスピュアスポンジがおすすめです。市販や病院の売店で購入すると10本入りで約500円と高くなるため、アマゾンでの購入がお得です。
 

 
デンタルフロス(糸ようじ)

歯と歯の間の歯垢(プラーク)をとり、磨き残しをふせぐためにすぐれたアイテムです。もしどれを買おうか迷っている人は、使い捨てもできる(清潔)コスパのいいこちらのデンタルフロスがおすすめ。
 

ウサギさん
ウサギさん
その他、舌苔除去のための舌用ブラシ、歯間が広めの人向けの歯間ブラシも便利です。
(一番いいのは歯科で相談すること。自分にあった口腔ケア製品がわかります)

歯ブラシに気を配るのは、口腔内を傷つけず清潔に保つためです。磨くときは、歯茎を傷つけないように優しく洗いましょう。

歯ブラシも清潔に!ブラシは不潔になりやすいのです。


 3)水、うがい薬でこまめにうがいする

朝起きてすぐと、毎食後、そして就寝前の 最低でも計5回は うがいする。

 
ウサギさん
ウサギさん
うがい液はドクターが処方してくれます。

4)口の中を保湿する

唾液が少なくなると口腔内の菌は増えるため、なるべく口の中が潤った状態にします。できる対策としては、、、

  • 水や氷を近くにおき、頻回に口に含ませる。
  • アメをなめる、ガムをかむ
 

ウサギさん
ウサギさん
市販の保湿剤を使いたいときは、ドクターに相談しましょう。

5)食事で刺激物をとらない

刺激物をさげるのは、口の中に傷をつくるのを防ぐためです。

傷ができるとそこから感染や炎症を起こしてしまいます。

食事で、「熱いもの」、「辛いもの」、「酸味の強いもの」を避けましょう

 


まとめ

以上、口内炎を予防するための口の中の清潔を保つ方法を5つの項目を紹介しました。

このように抗がん剤の治療後は、

  • 「こまかく口の中をチェックする」
  • 「歯磨きを工夫する」
  • 「こまめにうがいする」
  • 「口の中を保湿する」
  • 「食事で刺激物を避ける」

…こんなことが口内炎の予防として重要です。

口の中に一つでもできると痛くて辛い口内炎、それが口の中全体にできる、、ケロイド状になって口を開けるのも痛い、、

なんて想像できますか?

口内炎は、治療が進み白血球数が回復するとともに改善します。

また抗がん剤の副作用で、「脱毛」の問題はよく話題になりますが、「口内炎」は家族や本人も治療前にあまり心配されません。

「脱毛」は見た目の変化から精神的な打撃をうける副作用であるのに対し、「口内炎」の問題は、強い痛み不快感です。

できてしまった時の口の中の痛み、食事がしみるなどの不快感は想像を絶します。見ている家族にとっても目をそむけたくなるくらいの辛い症状です。

口内炎の予防策こそ重要だと多くの人に伝えることができたら幸いです。

その他の抗がん剤の副作用についてまとめた記事はこちらです。いつ、どんな副作用がでるのかがわかります。ぜひ参考にしてください。

ABOUT ME
アルノ
アルノ
このブログを書いているアルノです。 妹は急性骨髄性白血病「M6」を患い、わたしは末梢血幹細胞移植のドナーとなりました。 元看護師、現在はイギリス在住、小学生の息子の母です。 『ビューティフルデイズ』は、白血病について誰もが知りたい情報、治療に関することを、経験談をふまえて情報提供するためのブログです。 つらい不安定な生活の中で、すこしでも希望をもって楽しく過ごそうとしている人たちがいたら、「私達も同じです」と伝えたい。