親のがんや 小児がん、白血病に関する絵本はないかな?
がんや白血病といった大病と闘う家族を持つ子供たちはとても大きな困難とともに強い心の成長を遂げます。
この記事では、そんな子供たちとその家族に寄り添い、命の大切さを教えてくれる「がん・白血病に関係する絵本10冊」を紹介します。
これらの絵本は、がんになった親とのつながりや、克服の力、愛と希望の存在を通じて、子供たちに勇気を与え、心の支えやケアができる絵本です。
「子供にいのちの大切さを絵本で伝えたい」と思っている方は、ぜひ記事を参考にしてください。
記事を書いているのはイギリス在住、元看護師、白血病の妹のドナーとなった経験があるアルノです。
白血病に関係する絵本
チャ-リ-ブラウン、なぜなんだい?-ともだちがおもい病気になったとき
ライナスのお友達、ジャニスが白血病で入院することがテーマになったお話です。
「白血病は移る病気なんじゃない?」というルーシーがせつない。
ジャニスが化学療法で脱毛したことをからかう男の子たちもいます。
ジャニスばかりみんなにかまってもらえると、嫉妬する姉妹たちもいます。
スヌーピーのほんわかムードはそのままに、絵本の内容はかなり重く、ひとの愛と優しさがあふれているベストセラー。
お友達が白血病、小児がんになった子供におすすめの本ですが、すべての人に読んでほしいスヌーピーの名作です。
ぼくのいのち
この絵本は、自分が子供のころ白血病だったことをしらなかった男の子が主人公です。
当時病院で知り合った友達の中には、死んでしまった子もいます。
みんな一緒に闘病していたのに、自分が今生きていることに命の大切さを感じます。
命についてこどもに考えてほしいと思っている人におすすめの絵本です。
金色のクジラ
小学3年生のつとむ君の弟が白血病で入院しました。
おにいちゃんの目線から描かれた、病気のこどもの「兄弟」の状況やこころが理解できる絵本です。
病気のこどもの看病で大変な両親、
おにいちゃんのつとむ君はいろんなことを我慢して、がんばっています。
もし病気のこどもの兄弟姉妹がいるなら、ぜひ手にとってほしい絵本です。
病気の子どもの兄弟姉妹をもつご両親へ。こどもがどんな思いで両親をみているのか理解できる絵本です
いのちのあさがお
白血病で7歳で亡くなったコウスケくんの実話をベースにしたお話です。
3ヶ月だけかよった小学校の庭にはコウスケくんが育てていた朝顔の種が。
お母さんは朝顔の種を大切に毎年増やします。
今、「いのちのあさがお」としてコウスケくんのあさがおの種は骨髄バンク支援をされています(問合わせ先:骨髄バンク命のアサガオ)
いのちの大切さをこどもに伝えたいかたへおすすめの絵本です。
小児がんやこどもの病気がテーマの絵本
ぼくはレモネードやさん
5歳からレモネードスタンドで小児がん医療へのチャリティ募金を募る四郎くん。
彼が3才のころ患った小児がん(脳腫瘍)治療とその後について実話をベースに描かれた絵本です。
日々のくらしや、一緒に入院していたお友達のこと、レモネードスタンドのことが描かれています。
小児がんを患ったこどもと、その兄弟姉妹におすすめの絵本です。
しろさんのレモネードやさん
この本も『ぼくはレモネードやさん』の榮島四郎くんのレモネードスタンドの実話をベースにした絵本です。
レモネードスタンドでの小児がん支援や、チャリティに興味をもちはじめたこどもに読んであげたい絵本で、やさしいイラストが特徴です。
チャリティに興味をもちはじめた子供へおすすめの絵本
6さいのおよめさん
小児がんでむすめを失ったお父さんが綴った絵本です。
「わたし、がんばったから」、「お嫁さんになりたい」、「ごめんね」と言ったやさしい心をもったケイコちゃん。。
涙腺崩壊の絵本!
家族のやさしさ、いのちの大切さを感じることができる一冊です。
いのちの大切さをこどもに伝えたい人におすすめの絵本
おにいちゃんがいてよかった
死んでしまったお兄ちゃんの誕生日をお祝いする家族。
妹のみなみの目線で亡くなったおにいちゃんの思い出をつづるやさしい絵本です。
病気を持つ子供の兄弟のことを考えられる絵本。
病気の兄弟をもつこどもへ、小児がんを患うこどもの親へおすすめの絵本です。
レアの星―友だちの死
小児がんで入院したレア。友達のロビンは、レアが病気になったのは自分のせいじゃないかと自分を責めます。
やがて二人にわかれのときがやってきます。
友情の愛おしさ、家族や友達が病気になるとこどもが自分を責めることもある、でも「それはあなたのせいじゃない」と伝えることができる絵本です。
家族や友達が病気になってしまったお子さんへおすすめの絵本です。
「がんになった親」に関する絵本
おかあさんだいじょうぶ?
この絵本は、「乳がんになったお母さんと その子供、家族のためにつくられた絵本」です。
そのため、「子供が病気のママをみて考えること」や「家族のサポートのありかた」などが絵本をとおして感じることができます。
「こどもに親ががんになったことをどうつたえるべきなのか?」と迷っている人すべてにおすすめします。
乳がんになったおかあさん、その家族、こどもにとって大変深みのある一冊です。大変おすすめです。
乳がんと診断されたお母さん、子供だけでなくその家族に読んでほしい絵本です。
ママはかいぞく
かいぞく仲間と 「カニなんてへっちゃら号」という名の船で冒険をしているママ。
たからの島をめざして、すばらしいチームとともに旅をします。
がんばるママですが、いいことばかりではありません。
果たしてママは闘いに勝つのでしょうか?
美しくてポップなイラストに、読み応えのあるものがたり。ページをめくるたびに胸に熱くこみあがるものを感じます。
乳がんの治療期間中の家族との関係を、この本がサポートしてくれるはずです。
大人にもおすすめの素晴らしい絵本です!
ガンで闘病する母親とその家族へおすすめの絵本です。イラストもポップであざやか。
ママのバレッタ
「ママが、がんになった」
抗がん剤で脱毛したママは、バレッタをつかうことができない。。
小学生の娘と、がんで闘病する母親とのやりとりが描かれたやさしくて、そして思わずにこりとする物語。
抗がん剤治療をするお母さんや、そのお子さんにおすすめの一冊です。
ガンで闘病する母親とその家族へおすすめの絵本です。
まとめ
以上「【親ががん・小児がん・白血病】生きる大切さを伝える絵本10選+」を紹介しました。
絵本の中には、
病気で死んでしまう物語
病気を乗り越える物語
病気の家族のことを考える物語
などさまざまなストーリーがあります。
もし気になる絵本があれば、それはあなたやあなたの子供、家族、お友達にとって大事なことを伝える絵本になるはずです。
気になる絵本があったでしょうか?
▶がんを患いながらこどもへの伝え方や、何をすべきかに迷っている人へおすすめの本はこちらです。↓
がん相談支援センター専任ソーシャルワーカーである大沢かおり氏による「希望の書」。年齢別での子供への接し方や、こどものためにやってあげられることなど 非常にこまかく、丁寧に説明されています。
こどもの白血病・闘病・入院についてはこちらの記事も参考にしてください。
https://beautiful.everydayuk.xyz/childhood-leukemia-money/
あなたの大切なひとも、あなたも、
一日の始まりには「今日も美しい日だ」と思えますように。Byアルノ