がん治療中の爪のなやみを解消！自分でできる８つのネイルケア方法

抗がん剤の副作用で、爪が黒ずんだり、変形したり、ひび割れたりして悩んでいる方へ。

この記事では、自宅で簡単にできるネイルケア方法を８つご紹介します。

爪のトラブルにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

抗がん剤治療の副作用で 爪にでる症状とは？

抗がん剤の治療中は、新陳代謝を行う細胞が大きなダメージを受けます。

体の中で新陳代謝が活発なところといえば、爪や髪の毛、肌のように古い組織をどんどん排出する部位。

治療中は、爪が薄くなる、黒ずむなどの症状が現れます。

これは抗がん剤による影響で 爪へ栄養や酸素が行きわたらなくなり、正常な細胞分裂をすることが難しくなることで起こります。

だからこそ、ケアをして爪をいたわるようにしたいものです！

爪がボコボコしたり、薄くなったり もろくなると、爪が割れやすくなることに注意しましょう。

抗がん剤による爪の影響は下記のとおりです。↓

自分でできる８つのセルフケア

自分でできるネイルケア方法８選を紹介します。

1. 保湿をしっかりする

爪の乾燥は、トラブルの原因となります。ハンドクリームやネイルオイルなどで、爪と爪周りの皮膚をしっかりと保湿しましょう。

2. 爪切りはこまめに行う

爪が伸びすぎると、引っかかったり、割れたりしやすくなります。こまめに爪切りをして、適切な長さを保ちましょう。

3. 爪やすりを使う

指先は想像以上に敏感になります。爪切りではなく、爪やすりでやさしく切るようにします。

4. ベースコートを使う

ベースコートを塗ると、爪の表面を保護し、色素沈着を防ぐことができます。

5. マニキュアは控えめに

マニキュアを頻繁に使うと、爪を傷めてしまうことがあります。どうしてもマニキュアを使いたい場合は、リムーバーはアセトンフリーのものを使用しましょう。また、除光液にはトルエンを含まないものを選びます。

6. 手袋、ゴム手袋を使う

綿の手袋や、靴下で爪の保護をします。

水仕事や洗剤を使うときは、ゴム手袋を着用しましょう。

7. 紫外線対策をする

紫外線は爪を乾燥させるので、外出するときは帽子や手袋で爪を保護しましょう。

8. 無理に爪を剥がさない

爪が剥がれそうになった場合は、無理に剥がさないでください。自然に剥がれるのを待ちましょう。

※ジェルネイルは、国立がん研究センターのアピアランス支援センターから推奨されていません。

どんなネイルケア用品をつかえばいいの？

爪を保護するセラムやオイル

抗がん剤治療中は、爪がもろくなったり乾燥するため、爪を保護する爪用のクリームやオイルでケアすることをおすすめします。

爪専用のセラムやオイルなら 爪の保護・保湿として優秀です。

肌に刺激のないやさしいものを変形した爪や乾燥した爪にやさしくマッサージして使います。

↓　無印良品の「ネイルケアオイル」は、コンパクトな筆ペンタイプで、持ち運びにも便利なネイルオイルです。保湿成分として、カミツレ花エキス、ホホバ種子油、シア脂、アンズ核油、ヒアルロン酸などを配合。爪に優しいだけでなく、肌馴染みも良く、乾燥ケアにはもちろん、指先のマッサージオイルとしても使用することができます。

ネイル（マニキュア・ベースコート）

抗がん治療中でもマニキュアをすることはOKです。

これは、爪の ひび割れから保護したり、どうしても気になってしまう爪の変色をカバーする意味でも有効です。

ベースコートだけでも、爪の保護とつやを楽しむこともできます。

マニ キュアは基本どんなものでもOKとされていますが、おすすめは除光液をつかわないため爪にやさしい、水溶性のマニキュアです。

わたしのおすすめは、水性ネイル。お湯にひたすだけでめくりとれます。医療用なので安心して使えます。

もし普通のマニキュアを使う場合は、『アセトンがはいっていない除光液』をつかいましょう。

ドラッグストアなどで『ノンアセトンタイプ除光液』で探すと見つかります。
急いで購入したい人や、ネットで購入してポイントを貯めたい人は、コージー本舗のノンアセトンで十分です。

爪やすり

抗がん剤治療によって、ひび割れや黒ずみなど、爪はさまざまなトラブルを起こしやすくなります。

爪やすりを使って、ひび割れやささくれを滑らかにすることで清潔をたもち、爪の表面を滑らかにすることで、見た目を改善することができます。

▼グリーンベル ラウンドタイプ 爪やすりは、持ちやすく使いやすい爪やすりとして人気があります。

普段使いはもちろん、介護でもつかわれているため、一度購入すると家族で長くつかえます。コスパがいい。

手袋

指への衝撃をやわらげ、保湿もしてくれる綿や絹（シルク）の手袋を一枚もっていると安心です。

爪がもろくなると、かかとにぶつけたりするだけで痛みがはしったり、ひび割れたりもします。

▼入院中には、スマホもつかえるこんなシルク手袋がおすすめ。おやすみの時はもちろん、抗がん剤治療が終わり 退院してからも紫外線対策や手のうるおいケアに使えます！

しめつけない靴下

オーガニックコットンで、履き口にゴムをつかっていないタイプのしめつけない靴下がおすすめです。

足元をかわいらくし、そしてストレスフリーにこんな靴下がおすすめ。

靴下は、足の爪と足まわりの保護に役立ちます。

▼「鈴木靴下」のコメぬかソックスは、締め付けがなく ゆったりしたはきごこちと、消臭効果、音活にもなるにくいやつです。

 

まとめ

たかが爪、されど爪！

爪は、体の中でも常に自分の目に入ってくる部分で、見たくなくても目につきます。

抗ガン剤の爪への影響は、黒ずむ、もろくなる、さらに少し物にあたるだけで激痛が走る…などの症状があらわれ、動くことさえ怖くなってしまう方もいます。

爪の保護や手足の保護はとても大切なことだと知ってほしい。

■抗がん剤の副作用、【皮膚への影響と対策】はこちらの記事をぜひ参考にしてください。皮膚は刺激を受けやすくなりケアすることで守れます。

■抗がん剤の副作用【脱毛への影響と対策】はこちらの記事を参考にしてください。あなたにできる脱毛ケアがあります。