がん治療の不安を解決するために!最初に考えるべき相談窓口

保険・医療費
 
今回は、「がん」、「白血病」と診断され、治療への不安とともに大きくわきあがってくる「今後の生活、お金」に関する不安について考えてみました。

妹の場合、月曜に血液内科を受診後その日のうちに「白血病」と診断される→翌日の火曜日に入院→2日間は諸検査→木曜日には抗がん剤の治療が始まる、という猛スピードで治療が始まりました。診断されてからわずか4日目で抗がん剤治療です。

ドクターからは「もし治療をせずにそのままでいたら数週間で死に至るでしょう。」と言われました。それほど急性骨髄性白血病は急激に進行し悪化する、そして数週間から数か月で命に危険が及ぶという恐ろしい病気なのです。

本人や、家族にとっては、診断も「突然」なら、治療開始も「突然」です。

そんな中で、勤めていた会社や通学していた学校へはすぐに連絡したものの、その後の手続き方法がわからず、大切な手続きをほったらかしにしていた時期がありました。いったいどのくらいの医療費がかかるのか、いつまでかかるのか・・・家を売って治療費にあてればいいじゃない、、などと頭では不安でたまらなかったのに、最初は白血病や治療について考えることで精いっぱいで、各種手続きについては後回しになってしまったのです。

各種のがん、白血病は、治療だけではなく、それらにかかる医療費の負担、やその後の生活費をどうするか?などといった生活やお金に関する心配も大きいのが実情です。

私達家族が初期に直面したこれらのお金や生活の問題について、医療費の負担を軽くするための公的な制度やサポートについてまとめました。

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<手続きの重要なポイント>

1.申請や手続きには、「領収書」が必要となる場合があります。本人と家族の医療・介護などで支払った場合の「領収書」は、なくさないように保管しておきましょう。

2.これらの制度は、頻繁に改定され、変更や追加があります。情報はあくまでも参考とし、各相談窓口で最新の情報を得るようにしてください

3、各制度は、家庭環境やそれぞれの社会的立場、加入先などによってそれぞれに必要な制度が異なります。自分に活用できる制度を見つけてください。

4.即入院となり、本人が直接手続きできない場合もあります。家族や知人など周りのサポートが必要です。もし誰もいない場合は、病院で相談しましょう
(例:役所などで代理の申請をする場合は、「委任状」が必要になります)

5.ドクターの「診断書」は申請に不可欠だと心得ておきましょう

まず、なにがなんだかわからない状況のなかで、誰が「お金や生活の問題」についての相談に乗ってくれるのか?を把握します。

 


<今後の生活とお金に関する主な相談先>

・もし勤めていたら?会社の上司、事務部

ドクターからの治療スケジュールを伝える→今後の相談
休職手続き、退職手続き、加入している年金や健康保険の相談

・学生なら?学校の先生、事務部

ドクターからの治療スケジュールを伝える→今後の相談
休学手続き、退学手続きなど

がん総合支援センター

(大きな総合病院になると病院内に設置されてるはずです)
本人や家族の「がん」に関するご相談にのってくれます。(他院からでもOK)
↓↓「がん情報センター」ここで近くのがん総合支援センターを検索できます。↓↓
>>http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/xpConsultantSearchTop.xsp


・自分が加入している民間の保険会社の窓口

 医療保険やがん保険などに加入しているときは、請求可能かの相談、手続き方法、申請をします

 

・各自治体の相談窓口など

住まいの市町村役場に相談に行き、必要な窓口を紹介してもらいます

 


 

そして、実際に入院初期の段階で手続きを考えるべき場所は、だいたい以下のとおりです。
また、これらの制度は頻繁に変更、追加などが行われているので最新情報を窓口で必ず確認してください。

考えられる手続きの窓口リスト

1、自分が加入している民間の保険会社

(担当の営業職員、支社の窓口、各社のコールセンターなど)
・医療保険、がん保険など

2.加入する公的医療保険(国民健康保険など)の窓口

・高額療養費制度

3.各市区町村の役場

福祉課、健康保険窓口、介護保険の窓口など
・小児慢性特定疾病医療費助成制度
・高額医療・高額介護合算療養費制度
・ひとり親家庭等医療費助成
・限度額適用・標準負担額減額認定
・生活保護制度
・生活福祉資金貸付制度

4.職場の担当年金事務所、共済組合事務局

・傷病手当金

5.地域の税務署

・医療費控除

6.住宅ローンがある場合

住宅ローンを借りている金融機関へ連絡
団体信用生命保険

8.職業安定所

・失業手当の受給期間の延長(受給の開始を先に延ばせる)
・傷病手当(もし就職活動中に病気になったらもらえる手当)

次回で、もうすこし詳しい内容を紹介します。

私が出会った白血病患者さんは、「働き盛りで小さい子供のお父さん」「赤ちゃんんのいるママ」「子供たちをシングルマザーで育てている女性」「女子高校生」など、さまざまな環境の違う人たちです。家族の心配、今後の生活、お金の心配をしない人はいませんでした。

本人とその家族の「生活とお金」に関する不安が少しでも軽くなりますように、と心から願っています。

 

あなたの大切なひとも、あなたも、一日の始まりには「今日も美しい日だ」と思えますように。