大切な家族が白血病だと言われた日

妹が白血病の診断を受けた当時、私は働きながらの看護学生として看護学校に通っていて、もうすぐ勉強のクライマックス「看護実習」がはじまるところでした。

そして、准看護士として長く勤めていた妹も、子供の成長をきっかけに国家資である正看護師になるべく同じ看護学校に入学してきたばかりでした。コースが違うものの同じ看護学校に通う妙齢の姉妹。しかも病棟が違うものの同じ総合病院に務めていました。そして、お互いに新しい道を開こうと希望にあふれていた時期でもありました。

きっかけは、勤務先の総合病院で行われた「夜勤をする人のための血液検査」

血液検査の結果で、妹の白血球の数値が異常に少なかったのです。しかし、当時の妹の体調はすこぶるよかったので、病院に再検査を言い渡されても多忙を理由になかなか再検査をしない、という状況が続きました。ある日病棟の師長から呼びだされ「このままでは、夜勤をすることができない。早急に病院を受診するように」と言われ、やっと重い腰を上げた妹でした。

私はその日、午前中に病院で働き、午後からは看護学校へ。

妹は、午前中の病院勤務を休み、午後からは学校へ行くつもりで、まずは家の近くのかかりつけ医へ。この時点で、いろいろな病名が頭をめぐりましたが、「まさかね、、、いや~~ないない。極度の貧血かな???」とかなり気楽に考えていたのを覚えています。

そして、かかりつけ医での血液検査でも異常値だったため、そのままかかりつけ医の紹介で家に一番近い血液内科を再度受診することになりました。そこで血液検査結果をみたドクターから「大きな病院へすぐ行きなさい」と県下で一番規模の大きい血液内科のある総合病院を紹介されたのです。妹はそれから車で約一時間かけ、県下で最大規模をほこる総合病院を受診し、そのまま骨髄穿刺(こつずいせんし)までしました。

妹から電話で連絡があり、骨髄穿刺(こつずいせんし)までしたことを知りました。そこで胸騒ぎ、、なぜ骨髄穿刺!?!

骨髄穿刺とは、わかりやすく言うと「骨髄、つまり骨に針をさして注射器で骨の中にある骨髄液を吸い取る検査」のことで、主に白血病の検査で行うかなりの痛みを伴う検査です。

そして、その後しばらくしてまた妹から電話がかかってきます。
「お姉ちゃん、さっき先生から病名わかったって連絡あったよ。わたし・・白血病だって。」

妹は午後から看護学校だったので、学校でわたしたちは顔を合わせました。ポロポロ涙をこぼす妹をみて、「も~嘘でしょ??」「いやいやドクターの診察間違ってるよね」「え。。?マジで??!いやいやじゃあ早く治さなきゃ、明日から入院してさっさと治さなきゃ。大丈夫、大丈夫だから。」

あまりにも突然で、聞いても全然信じらず、ただただあたふたするだけの私でした。
そして、この時は治療を早く終えて退院すれば職場にも学校にもすぐに復帰できるものと心から信じていました。

もし、あなたの大切な人がある日突然白血病だといわれたら?
あなたなら、どうしますか?

あなたの大切なひとも、あなたも、一日の始まりには「今日も美しい日だ」と思えますように。