抗がん剤の副作用|いつ?どんなことが起こる?本人と家族が気をつけるべきこと

抗がん剤治療
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抗がん剤の治療がいよいよ始まります。

抗がん剤に使用する薬の種類や量、出現する副作用の時期やどんな種類かは予測できるので、それに対処することができます。これから起こりうる副作用を事前に知っておくことで、本人も家族も副作用の出現に冷静に対処することができます。

抗がん剤の副作用は、治療開始直後にあらわれるものから数か月後にあらわれるものもあり、長期間注意しなければなりません。しかし、副作用は予防ができます。また、おこった場合にその治療のための別の薬剤をつかったり、と支持療法を行うことができます。

①当日に気をつける副作用

アナフィラキシーショック、発熱・発疹、吐き気・嘔吐、不整脈、腎不全、膀胱炎

②2~3日

食欲不振、全身がだるい

③1~2週間(感染症に気を付ける)

下痢口内炎、貧血、出血、角膜炎・結膜炎

④3~4週間(感染症に気をつける)
脱毛、皮膚の色素沈着、爪の色が変わる、手足のしびれ、、肝・腎障害、間質性肺炎など

③数か月後
心筋障害


特に女性の場合、投与後14日前後であらわれる脱毛はとても辛い副作用です。妹の髪の毛が抜けるたびに何度涙したかわかりません。

私達家族は、入院してすぐにウィッグを調べたり、帽子や抜けた髪の毛をとるための掃除用コロコロを買ったりと、妹の気持ちが少しでも明るくなるようにと必死でした。脱毛はどんなに美しい人でも起こります。そして他の入院患者さんたちはいろんなタイプのケア帽子を工夫して身に着けていました。帽子は、素敵なケア帽子のショップもあるし手作りすることもできるので、後に紹介します。

吐き気に関しては、現在は強力な吐き気止め薬剤が併用されるため、自分たちの予想より軽い悪心・嘔吐ですみました。無理せず食べれるものを食べ、満腹にしないことでも予防できます。

口内炎になってしまうと、口の中が開けられないほどの痛み、炎症が起こります。口の中を傷つけないようにやわらかい歯ブラシを準備しうがいや口をゆすぐことに気を付けて、口の中を清潔に保ちましょう。

下痢もつらい症状です。また下痢で不潔になりやすく、炎症が起こってしまうと、ただれなど別の辛い症状がでます。お手洗いの際は必ずウォシュレットで清潔にするように心がけましょう。

とにかく、治療を開始して2週間たったころの②③の時期は骨髄の中がからになり、血液細胞を自ら作ることができなくなっています。この時期に感染症にかからないように厳重な管理が必要になります。このため無菌室や簡易無菌ベッドの使用が行われたり、食べ物の制限(生ものNGなど)、お見舞い客の制限、見舞客にもマスクや手洗いの徹底、生花のもちこみをしない、などの対策をする必要があるのです。

抗がん剤治療にあたり、気を付けるべきこと

<ご本人へ>

※マスク、手洗い、うがいを徹底しましょう。

「なにかいつもと違うな?」「不快だ」と感じたら、看護師、医師へ早めに報告しましょう

つらい治療もいつか終わりがきます。自分の体に備わっている治る力を信じましょう

入院中に誰があなたの全体的な世話をするか?それは看護師です。看護師さんに不安や治療の相談、体調の報告などのいろんな話ができ、心を開くことができると、入院生活がスムーズに豊かになるでしょう。

治療を行うドクターとの間に信頼関係があるかないかで治療に対する安心度が変わります。ドクターとしっかり向き合えますように。

<家族の方へ>

お見舞いの際はマスク、手洗い、うがいを徹底しましょう

自分たちも風邪などの感染症にかからないように気を付けて生活しましょう

入院に使うタオルや下着・パジャマなどは、なるべく柔らかく、肌触りのよいものをそろえたほうがよいです。

家族も心身共に大変な状態だと看護師・ドクターは理解しています。わからないこと、不安なことがあれば自分たちだけで抱え込まず、相談しましょう。

 

急性骨髄性白血病の場合は、緊急入院で治療が開始されることも多いため、心身ともに不安定になりやすく、本人も家族も何も受け入れられまいまま抗がん剤治療が始まります。抗がん剤の副作用でだいたいどんな症状があわれるのか、予防対策やおこったときの対策をあらかじめ知っておくと、パニックにならずにすみます。

あなたの大切なひとも、あなたも、一日の始まりには「今日も美しい日だ」と思えますように。