HLA検査についてだいじな12のこと!検査の費用は?どんな検査?

HLA 検査 骨髄移植について
移植の前には、本人とドナーの【HLA検査】が必要です。

このHLA検査について 知りたい、検査にいくらかかるんだろう、どこで検査をするんだろう、、と不安に思っている方へおすすめの記事です。

実際にHLA検査を体験した私が、HLA検査をする前に知っておいたほうがよいと感じた12の項目について紹介します。

スポンサーリンク

1)HLA検査とはどんな検査

HLA(Human Leukocyte Antigenの略)とは、白血球の血液型のことです。

すなわちHLA検査とは、白血球の血液型を調べる血液検査のことです。

2)なぜHLA検査が必要なのか?

HLA検査は、移植をうける人とドナーの相性(組織適合性)を調べるために必要な検査です。

3)なぜHLAの相性をみるのか?

移植をすると、患者の細胞がドナーの細胞の拒絶反応が起こったり、ドナーのリンパ球が 患者の細胞を敵とみなし攻撃する、ということが起こります。

これをGVHD(移植片対宿主病/ジーブイエイチディー)といいます。

移植の相性が悪いと より強い拒絶反応、より強いGVDHが起きるため、重症の急性GVHDの発症を防ぐために 事前に相性のいいドナーを探すことが重要になるのです。

逆にGVDHは白血病の再発を低くする作用も認められています。状況によってはあえてGVDHを出現させるために、HLA完全一致を選ばないこともあります。

 

4)HLA検査をする人はどんな人?

❍同じ親の兄弟姉妹
❍兄弟姉妹が一致しない場合は、両親・子供など血縁者。
骨髄バンクドナー。

5)どこでHLA検査ができますか?

●患者と同じ病院
●血液内科のある病院

6)HLA型が完全一致しないのですが大丈夫でしょうか?

患者とドナーのHLAの型が一致する割合はとても大事ですが、完全一致をあえて選ばない場合もあります(前述)

繰り返しますが、GVHDは悪い面ばかりではありません。

GVHDの免疫反応は、移植後 患者の体内に残っていいるかもしれない白血病細胞を攻撃してくれます。これはドナーの細胞が患者の正常な組織を攻撃するとともに白血病細胞に対しても攻撃しているためと考えられ、再発を防ぐことにつながるのです。

これをGVL効果(移植片対白血病効果)といいます。

GVHDは 強く起こりすぎれば全身状態が悪くなる、逆にまったく起こらなければ 白血病の再発が起こりやすくなるといわれているのです。

7)検査結果でわかる6つの数字の意味とは?

●6つの数字は、HLAの「血清型」といいます。

●HLAの型を決める遺伝子群は6染色体にあり、このなかで移植に重要なものがA座、B座、DR座と呼ばれる3座(6抗原)です。

この3座は、ハプロタイプとよばれる3つがセットになっていて、親から遺伝するものです。

すなわち父親由来の3つの数字であるハプロタイプのA、B、DRの3つと、母親由来の3つの数字であるハプロタイプA、B、DRの3つで、合計6つの数字となります。

8)どうなっていたら【型の一致】となるのか?

通常の移殖では、患者とドナーのHLA型6つすべての数字が一致していれは「HLA完全一致ドナーと呼びます。

9)血液が違うのにドナーになれるのか?

通常の血液型とは、赤血球のABO式型のことで、この血液型は移植においては重要ではありません。

血液型が違う場合は血液型不適合移植と呼ばれ 通常の移植に加えて 処置や治療が必要となります。

移植後の血液型は変わります

例えば故十二代目市川團十郎さんは、移植前はA型だったのが、移植後にはO型になったと体験談を話されています。

 

10)HLA検査はどんな検査ですか?

採血検査と同じです。

腕の静脈から少量の採血をして調べます。わたしの場合、結果は後日郵送されてきました。

11)検査費用はいくらですか?

HLA型を調べるための検査費用は、施設と検査精度により大きく異なります。

健康保険外の検査項目となり、全額自己負担です。

目安としては1万円~6万円。

私達家族は入院先の病院と家の近くの病院2つの病院で比較したところ、大きな金額の差があり 驚きました。

入院先の病院が非常に良心的な金額だったので、検査の依頼をしました。全額自費負担となり検査人数が多い場合、高額になります。

一か所だけで判断せず、何件かの血液内科のある病院に検査費用を聞いてみることをおすすめします。

ちなみに、私達が支払った金額は、一人につき15,000円ほど。私ともうひとりの姉と二人検査をしたので計3万円ほどになりました。

HLAの型が一致しました。次にどうしたらよいですか?

担当医師に連絡します。
その後担当医師、コーディネーターと話し合います。

医師からはドナーとなる前の採取方法や、危険性、今までの事例などの説明を受けます。

自分が納得した上でドナーとなることを決意すると、ドナー候補となります。

 

まとめ

以上、実際にHLA検査を体験した私が、HLA検査をする前に知っておいたほうがよいと感じた12の項目について紹介しました。

HLA検査をするのは、患者本人、家族のドナーとなる人、骨髄バンクドナーに登録する人です。

まず、兄弟姉妹にドナーとなる意向があるか確認されます。兄弟姉妹に一番に声がかかるのは、他の血縁や他人より一致する確率が高いためです。(兄弟姉妹なら型が完全一致する確率は4分の1)

骨髄バンクドナーの場合、検査結果のHLA型はデータとして登録され、移植が必要な患者のHLA型と照合されます。

HLA検査で型が一致しても、ドナーになる・ならないはドナー本人が本人の意思で決めることです。

あなたはどんな選択をしますか?

 

❍【骨髄移植】について、最初にわたしが知りたかった8つのことについての記事もぜひ参考にしてください。これを読めば、骨髄移植がどんな治療なのかがわかります。


❍【末梢血幹細胞移植】
について最初に知っておくべきことを10のポイントで紹介しています。末梢血幹細胞移植を考えている人はぜひ参考にしてください。

 

あなたの大切なひとも、あなたも、一日の始まりには「今日も美しい日だ」と思えますように。

骨髄移植について
スポンサーリンク
フォローして新着記事の知らせをうける
ビューティフルデイズ